熊本みなみYMCAとワイズメンズクラブを中心に熊本市民の皆様からの寄付により4年間の準備期間を経て完成したエイズで両親を亡くしたミャンマーの子供たちのための孤児院が6月に完成し、そのオープニングセレモニーが開催されました。
約70の村々に20万人が住むモガウンの地域には社会保障制度や福祉施設が無く、今回開設した孤児院はモガウンで初めての福祉施設です。
モガウンには「孤児院」という概念が無く、理解を得るためにモガウンYMCAの関係者でマンダレー大学の英文科を卒業したヌー・タン・サン23歳女性を熊本に1年間迎えてYMCAの日本語科で日本語を学びながら児童福祉施設などの研修を経て、今年の5月初旬にミャンマーに帰国した彼女は、熊本YMCAとモガウンYMCAが協力して完成した孤児院の施設長として子供たちのお世話をしています。
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施設を訪問すると受け入れた11人の子供たちの中に見覚えのあるこどの顔が数人ありました。
ナン・ブーちゃん11歳は電気もガスも無いわらぶき屋根の小屋におばあちゃんと二人で暮らしていて、夜はローソクの明かりで勉強をしていた子どもでした。
彼女の施設での明るい喜びに満ちた笑顔を見て涙が出てきました。
雨漏りも心配することなく、電気があり、食事も十分に食べられる仲間との生活を本当に喜んでいました。