クラブ概要 What Y’s Men’s Club

私たちは、YMCAを通じて活動する社会人奉仕クラブです

minami

 熊本のワイズメンズクラブは、熊本県内に私たち「みなみワイズメンズクラブ」を含めて9クラブが活動しています。

その目的はあらゆる信仰の違いを超えてYMCAの活動を支援したり独自の奉仕事業を行いながら、家族ぐるみで親睦を深め、様々な会合や奉仕活動を通して学び合いながら、世界中に友達の輪を広げて共に働くいく友好団体です。

平たく言えば“地域奉仕やボランティア活動を行う異業種交流会”で、会員同士が親睦を深めて信頼関係を築き、楽しみながらボランティア活動を行っています。

■ YMCA の誕生

  • 1844 年に産業革命下のイギリス、ロンドンで、同世代の仲間の人格的成長や生活改善を願う20 歳代前半の12 人の青年たちによってYMCA(Young Men’s Christian Association)は、組織されました。
  • 18 世紀の半ばから、イギリスでおこった産業革命とその後の資本主義の発達は、大量の賃金労働者を生み、人々の生活を大きく変化させました。YMCA 創立者の一人、ジョージ・ウイリアムズ(1821 ~1905)は、同僚たちの多くが、勤務時間後に強い酒を飲んだり不道徳なことをして時を過ごすのを見ていたジョージは、極度の疲労は人の心・精神をも弱くするということを痛感し、キリストへの信仰による愛と勇気が必要であるという思いにたどり着きYMCA の結成につながりました。
  • そうして青少年の健全な育成を目的とするYMCAは、現在世界中の128の国や地域に約3,000万人もの参加者を有する世界最大の国際青少年団体です。その事業は教育・健康・福祉・国際交流など多岐に渡り、NGO(非政府組織)として難民救済や国際的なボランティア活動を行っています。

■ 日本YMCAの誕生(熊本バンド

  • 1871 年に設立された熊本洋学校に招かれたアメリカ人教師L.L.ジェーンズの信仰と情熱が青年達を動かし、1876 年に洋学校の生徒35 名は熊本城外花岡山で集会をして、「奉教趣意書」に誓約しました。こうした誓約によって結ばれた人々のことを熊本バンドと呼んでいます。
  • 金森通倫横井時雄小崎弘道吉田作弥海老名弾正徳富蘇峰ら青年達の多くは、新設間もない京都の同志社英学校に転校し、後に彼等は政治・文化・産業・教育などの分野で活躍し、1880年に日本ではじめて創立された東京YMCA の初代会長に小崎弘道が、2年後の大阪YMCA 会長に宮川経輝、神戸YMCA 設立に原田助などが関わっています。この様に、熊本は日本のYMCA設立に深く関わってきています。

 

ワイズメンズクラブとは What’s Y’s Men’s Club ?


■ワイズメンズクラブ誕生

  • 1920年、米国のトレドYMCAにひとつのランチョンクラブ(昼食を共にする社会人のクラブ)が誕生しました。青少年活動を行っているYMCAを支援しようという目的をもっていました。この頃、米国各地にビジネスマンを中心にランチョンクラブが次々の生まれていました。
  • 現存しているクラブではロータリークラブ、ライオンズクラブ、キワニスクラブなどが代表的なものです。このYMCAをサポートするクラブの活動が米国内に広まり、カナダにもクラブが設けらました。
  • そこで運動の中心人物であった司法官ポール・ウイリアム・アレキサンダー(Paul William Alexander)が推進者となって、1922年に「ワイズメンズクラブ国際協会」の名のもとに米国オハイオ州で国際協会を結成しました。
  • その後、世界各地にクラブが結成され、地域における奉仕活動を行うとともに国際間の友情を育ててきました。

■日本ワイズメンズクラブ誕生

  • 1928 年に日本最初のクラブである大阪クラブが大阪YMCA の主事・奈良伝によって、設立され、国際協会に加盟しました。その後神戸、横浜、東京など大都市に結成され、1932年6月に日本区を組織して相互の交流を深めながら活動を展開しました。
  • 1950 年までには大阪、東京、神戸、名古屋、田辺、京都、高松、大牟田、近江八幡、金沢、広島、西宮、長崎、仙台、大和、米子、姫路、熊本、和歌山、甲府、奈良、鳥取でクラブが活動を始めました。
  • 1997年に、日本区は東日本区と西日本区の2つの区となりそれぞれにワイズメン活動を行っています。
    • 現在、西日本では88クラブ約1630名が、世界では1711クラブ、31,208名の会員が様々な活動を展開しています。 (2007.04.30現在)

以下にワイズメンズクラブの綱領と目的,私達の活動プログラムを紹介します。

[綱領と目的]

「ワイズメンズクラブ国際協会は、イエスキリストの教えに基づき、相互理解と 敬愛の思いに結ばれて、あらゆる信仰の人々が宗教信条の相違を越えて、ともに 働く世界的友好団体であり、YMCAに対する忠誠心をともにしつつ、活発な 奉仕活動を通じてリーダーシップを開発し、助長し、提供して、全人類の為より よい世界を築くべく尽力するものである。」

A 個人的にもまた協同のわざとしても、その奉仕活動を通じてYMCAの活動を支援する。

B その他ワイズメンにふさわしい団体を支援する。

C .地域社会や国際的な問題にかかわり、一党一派に偏しない正義をたえず追求する。

D 宗教・社会・経済・地域・国際などの諸問題について会員を啓発し、これに積極的に参加連帯させる。

E .健全な交友関係をつくり出す。


 

ワイズメンズクラブは次のような事業を行っています。


■YMCAサービス■

YMCAのいろいろな事業に積極的に支援、協力しています。

■ASF■ (Alexander Scholarship Fund)

YMCA主事の研修に補助金を出して支援します。

■IBC■ (International Brother Club)

海外のワイズメンズクラブとブラザークラブを締結して、国際交流を図ります。

■YEEP■ (Youth Educational Exchange Program)

ワイズメンの子弟高校生に留学交換ホームステイを通して異文化を体験させ、将来のYMCAの リーダーを育てます。

■BF■ (Brotherhood Fund)

使用済の切手や現金を集めて、ワイズメンズクラブの代表が外国のクラブを訪問したり、大会に 出席するための費用に充てるものです。それにより、世界に貢献し得る国際性豊かなリーダーシップ の育成に努力しています。

■CS/TOF■ (Community Service/Time Of Fast)

国内外のYMCA及び地域社会に対し奉仕事業を行っています。各クラブも独自に地域社会に対し 奉仕事業を行います。TOF(Time Of Fast)すなわち断食、又は、食事を質素にして節約したお金や、お年玉年賀は がきの当選切手を集めて、その資金にしています。

■EMC■ (Extention, Membership And Conservation)

ワイズメンズクラブの新設や会員の増加、例会出席率向上など、クラブの維持発展のための事業です。

 

ワイズメンズクラブは次のような会合を持ちます。


■例 会 ■

原則として会員全員が参加するクラブ例会が毎月行われ、夕食を共にして親睦を図ります。 各界からのゲストを招いた講演会やメンバー同士による勉強会も行われ、その他にも各クラブがそれ ぞれ有意義なプログラムを企画しています。

■部 会■

西日本区は現在9の部に分かれています。クラブが所属する部単位でメンバーやそのファミリーが 一同に会して部会を開き、親睦と研修の場を持ちます。また、部評議会が年数回開かれ、部役員、 クラブ会長が集まって、部会の事業の打ち合わせ、役員研修などを行います。

■西日本区大会(東日本区大会)■

1997年7月から日本区は西日本区と東日本区に分割されました。 西日本区のクラブ数は88で会員数は1630名です。 (2007/07/01現在) 全国のワイズメンが集まり、さらに海外からの代表も加わり開かれるのが西日本区大会 (東日本区大会)です。 毎年6月に年度の締めくくりとして、また次年度に向けての大会を開催します。 そこで同じ志を持つメンバーが親交を深め合います。

大会の前には代議員会が開かれ、協議、予算・決算の議決、役員の選出をおこないます。

1998年6月には岡山県の倉敷 にて第1回西日本区大会が開催されました。 1999年は大阪・泉佐野市、2000年は京都、2001年は鹿児島で開催されました。2002年は再び京都で開催されました。

2003年は彦根にて行われ、2004年は、加賀山代にて開催。2005年は神戸での開催でした。2006年は名古屋で開催され、2007年は、大阪での開催、2008年は奈良での開催が予定されています。

■アジア大会 ■

現在、ワイズメンズクラブ国際協会は世界を8地域に分けていますが、我々の西日本区はアジア地域に含まれます。下段の国際大会が行われない年にアジア大会が開かれます。 1997年10月には韓国 済州島、1999年は北海道・十勝で、2001年は台湾・台中、2003年はフィリピン・マニラで開催されました。2005年8月韓国・ソウルで開催され、2007年8月はタイで開催されました。

■国際大会■

INTERNATIONAL CONVENTION は2年に1回開催される世界的な大会で各国の都市で開かれます。 開催前の数日は国際議会が開かれ、多くの議題を審議いたしますが、併せて国際役員の研修も行われます。1996年は8月にカナダのブランズウィックで開かれました。1998年は7月フィンランドのヘルシンキで、2000年は香港で開催されました。 2002年はオーストラリアのシドニーで開催され、2004年はインドのコーチで開催されました。2006年は韓国・釜山で開催されました。

 

熊本みなみワイズメンズクラブの誕生


熊本ワイズメンズクラブを親クラブとして、 2002年4月に22名のメンバーでスタートしました。 熊本ニュースカイホテルで開催された認証状伝達式とチャーターナイト(披露パーティ)の模様

設立総会

チャーターナイト

山形会長_第一回例会

 世界史とワイズ史の遍歴

西暦 年号 世界事象 年号 国内事象 年号 YS及びYMCA
 1616  清朝建国(1644-1912) 1549 フランシスコザビエル来日
1752
1754
1756 1756 七年戦争
1758
1760 1760 産業革命(英
1762
1764
1766
1768 1769 ワットの蒸気機関発明
1770
1772
1774 1774 杉田玄白解体新書
1776 1776 アメリカ独立戦争(米・英 1776 平賀源内エレキテル
1778
1780
1782
1784
1786
1788 1789 フランス革命 1789 クナシリ・メナシの戦い
1790 1791 米国商船レディ・ワシントン号
1792 1792 ロシア使節ラクスマン
1794
1796
1798 1797 イギリス船、蝦夷地に来航
1800 1801 アイルランド併合(英
1802 1803 ナポレオン戦争
1804 1804 イギリス聖書協会設立 1804 ロシア使節ニコライ・レザノフ
1806 1807 奴隷貿易法(英
1808 1808 奴隷貿易禁止(米 1808 イギリスの軍艦フェートン号
1810
1812
1814 1815 ワーテルローの戦い
1816 1816 アメリカ聖書協会設立
1818
1820 1821 伊能忠敬 「大日本沿海輿地全図」
1822
1824 1824 第一次英緬戦争(英 ビルマ 1825 異国船打払令
1826
1828 1828 シーボルト事件
1830
1832 1832 天保の大飢饉
1834
1836 1837 大塩平八郎の乱
1838
1840 1840 アヘン戦争(英 香港 1841 天保の改革
1842  1842 南京条約(清-イギリス
1844 1844 オランダ親書開国勧告 1844 YMCA設立(英Jウイリアムス
1846 1846 アメリカ使節ジェームズ・ビットル

医療宣教師琉球王国宣教活動

1848
1850 1851 ロンドン大博覧会 1851 田中久重 万年時計制作
1852 1852 第二次英緬戦争(英 ビルマ 1853 黒船来航(米ペリー
1854 1854 日米和親条約 1855 YMCA世界同盟設立
1856
1858

1858

1959

修好通商条約(米・英・露・仏

米国聖公会ジョン・リギンズ来日

1860 1861 アメリカ南北戦争 1860

1862

桜田門外の変

横浜天主堂を建立

1862 1863 薩英戦争(英
1864 1863 黒人奴隷解放宣言(米

1864

1964

下関事件(英・米

大浦天主堂建設

1866 1867 大政奉還
1868 1868 明治政府設立

五榜の掲示(切支丹禁止令)

戊辰戦争(白虎隊

1870 1871 熊本洋学校設立 LLジェーンズ
1872 1871 廃藩置県 1872 横浜バンド(日本基督公会
1874 1873 キリシタン禁制廃止

ブラウン塾発足

1876 1876 熊本バンド「奉教趣意書」
1878 1879 太平洋戦争 1877 西南戦争
1880 1880 東京YMCA 創立
1882 1882 札幌バンド(札幌独立基督教会 大阪YMCA設立
1884 1885 第三次英緬戦争(英 ビルマ 1884 横浜YMCA設立
1886 1886 神戸YMCA設立
1888 1889 大日本帝国憲法
1890 1889 京都YMCA設立
1892
1894 1895 台湾民主国建国-消滅 1894 日清戦争
1896 1897 大韓帝国(李氏朝鮮 露清密約 1895 台湾統治

日清講和条約(下関条約

三国干渉(仏・独・露

1898 1898 ハワイ王国併合(米 グアムを植民地支配(米 1897 北海道YMCA(札幌区)設立
1900

1899

1900

米比戦争 北清事変(義和団の乱 1900 治安警察法
1902 1902 日英同盟

1901

1902

長崎YMCA設立

名古屋YMCA設立

1904 1904 日露戦争 1905 日本YWCA設立
1906

1905

1906

1906

ポーツマス条約

北満洲(露・南満洲(日統治

南満州鉄道株式会社設立

1908 1909 伊藤博文暗殺(韓 1909 北京YMCA設立
1910 1911 辛亥革命(清朝→中華民国 1910 日韓併合
1912 1912 中華民国樹立(清朝→国民党結成(孫文
1914 1914 第一次世界大戦 1914 第一次世界大戦参戦
1916
1918 1917 ロシア革命(露→ソ 1918 シベリア出兵
1920 1919 パリ講和会議(ヴェルサイユ条約

国際連盟設立

コミンテルン設立(共産主義

1919 国際連盟常任理事国

三・一運動(朝鮮

五・四運動(中国反日化

1920 米国ワイズメンズクラブ設立 (PWアレキサンダー)
1922 1921 1921 1922 中国共産党結成(毛沢東 共産党

ワシントン会議

ソ連邦建国

1923 関東大震災
1924 1924-27 第一次国共合作(国民党・共産党 1924 上海Ys’MC(現在消滅
1926
1928  1927-37  第一次国共内戦(国民党・共産党 1928 日本Ys’MC゙設立(大阪 奈良伝
1930 1931

1931

柳条湖事件

満洲事変(日本-中華民国

1929

1930

フィリピンYs’MC スリランカYs’MC
1932 1932 満洲国建国(日 リットン調査団 1932 満洲全土統治(租借地 1932 Ys’MC日本区認証
1934 1933 国際連盟脱退 1933 香港Ys’MC
1936

 1937-45

第二次国共合作(国民党・共産党 1937

1937

1937

1937

盧溝橋事件(中華民国国民党(7月7日)

通州事件(中華民国国民党(7月29日)

支那事変・日中戦争(日本-中華民国戦争(7月)

南京事件(中華民国国民党(12月)

1938 1939 ノモンハン事件 独ソ不可侵条約
1940 1941 大西洋憲章(英・米

1940

1941

1941

1941

日独伊三国軍事同盟

大東亜戦争開戦

香港(イギリス→日本

日泰攻守同盟条約(タイ

1941 日本基督教団設立 シンガポールYs’MC
1942 1943 ビルマ国建国(英 1943 大東亜会議
1944 1945-

1945

1945

第二次国共内戦(国民党・共産党

国際連合設立(連合国

ベトナム民主共和国独立(仏

1945

1945

1945

敗戦(ポツダム宣言受諾

香港(日本→イギリス

ソ連邦宣戦布告(満州・千島列島占拠

1946

1946

1947

インド独立(英1600-

パキスタン独立(英

1946 極東国際軍事裁判(東京裁判 1946 韓国Ys’MC
1948

1948

1949

国連世界人権宣言

第一次中東戦争

大韓民国建国(米

北朝鮮建国(ソ連

ビルマ連邦独立(英

中華人民共和国建国

西ドイツ建国(英・米・仏

東ドイツ建国(ソ連

1947 二・二八事件(台(日)・中 1948 熊本YMCA設立
1950 1950 朝鮮戦争(大韓民国(韓国)-朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮) 1950 警察予備隊発足(米 1950 タイYs’MC
1952  1952  竹島不法占拠(韓

1951

1952

サンフランシスコ講和条約(主権回復

マッカーサーライン廃止

1954 1953 米韓相互防衛条約

ヨーロッパ人権条約

1956

1956

1957

第二次中東戦争(英仏

マレーシア独立(英

1956 国際連合加盟 1955 台湾Ys’MC
1958 1958 東京タワー竣工 1958 ミャンマーYs’MC
1960

1960

1961

ベトナム戦争(米・韓/ソ連・中

南アフリカ独立(英

1960 日米安全保障条約
1962 1962 アルジェリア独立(仏
1964

1964

1965

東京オリンピック

日韓基本条約調印

1965 熊本YMCAスケート施設
1966 1966

1966-76

ローデシア独立(英

文化大革命(中華人民共和国

1966 マレーシアYs’MC
1968 1967 第三次中東戦争
1970 1971 バーレーン独立(英

カタール独立(英

アラブ首長国連邦独立(英

1970 日本万国博覧会
1972 1972 沖縄返還
1974 1973 第四次中東戦争 1973 金大中事件
1976 1976 南北ベトナム統一 1975 沖縄海洋博開催
1978 1978 米州人権条約発効
1980 1980 イラン・イラク戦争 1981 バングラデェシュYs’MC
1982 1982 フォークランド紛争(英
1984 1984 熊本YMCA南部センター開館
1986 1985 日本電信電話公社民営化

日本専売公社民営化

1988 1989 ベルリンの壁崩壊(独

六四天安門事件(中華人民共和国

1987 国鉄分割民営化
1990

1990

1991

湾岸戦争

ソ連崩壊(ソ連→ロシア

1992
1994
1996 1997 香港返還(英→中華人民共和国 1997 Ys’MC西日本区、東日本区 ネパールYs’MC カザフスタンYs’MC
1998
2000